Thursday, September 9, 2010

9月8日北欧最後の日

朝4時50分。
サンダーフィヨルドの駅。
5時4分の電車で、ひとつ向こうの
トープという駅まで。
そこから、空港のシャトルバスにのる。
4時20分起きだったので、寝過ごしてはいけないと、緊張して、ほとんどねむれず。
3ヶ月くらいまえに飛行機のチケットを買ったときは、あまり、真剣に考えてなかったけど、
オスロから150キロほど離れた空港なので、かなり、不便。
KLMは、安かったので、買ったけど、
結局、1泊しなかればならなかったし、
早朝だし、かなりきつい最後となった。
マイナーな航空会社は、このトープ空港になるらしいので、
KLMを次回つかうときは気をつけようとおもう。


わたしたち以外なんと誰もいない駅のホーム。

ヘッジホッグ。

この2ヶ月と1週間に及ぶ、北欧の旅の最後を飾ったのは、ハリネズミ。
駅をとことこ歩いていた。

どうなることかとおもっていたが、
無事終了。
怪我も病気も(私が、1日熱をだしたが)しないで、最後までこれたことを誇りにおもう。
私の人生のなかで、いちばん実りのある夏となった。
”いったい、みんなどんなものたべてるの?”
という疑問を常々持っていて、今回それをみることができ、夢がかなったような感じともいえる。
みんな、すごい、パワーで作り、工夫し、たべる。
どの家も朝日がさんさんと降り注ぐ気持ちのいいキッチンだった。
これは、うちにない。

大勢で、わいわいいって食べる。
これもうちにない。


自分の普通の生活の中で、できないものをたくさん経験したことは、かけがえのないものとなるだろう。
優しい人たちにたくさんあった。
フィンランドでは、公衆電話がないので、こまっていると、
自分の携帯をかしてくれたひと。
雨が降っているのに、車を止めて、道を教えてくれたひと。
行く先々で、たくさん優しい人たちにあった。
ファームのオーナーから、ファームで働く仲間から、
たくさんの人たちとの出会いがあった。

フィンランド、スエーデン、ノルウエー。
日本とさほど、サイズはかわらないが
人口は、どの国も、5,000,000人くらい。
気持ちがいいくらい、どこに行っても、あまり、人がいない。
そのせいか、みんなあくせくしてないようにみえる
その反対に、
ひととのつながりがとても、濃いようにみえる。
日本はひとがおおいけど、アパートで、隣に住む人を知らなかったりする。
日本の田舎と一緒で、人とのつながりが強いように見えた。

たとえば、最後のノルウエーのファームのヴェモンドは、ビールをつくるので、近所のひとが、ビールもらいたいのとやってくる。

ビールをやる。

次の日、ベリーがいまさかんだから、摘みにおいでと声がかかる。

摘みにいく。

次の日、きのこがいっぱいとれたから、おすそわけ。
って具合。

いろんなものを
あたりまえのよううにわけあって、生きている。

昔はそうだった。最近は、
そういう暖かいつながりがなくなりつつあるけど、
ここでの生活は、人間の原点にもどったような、助け合いの生活そのもの。

ほんとに、すばらしいとおもう。
豪雪地帯。
何があるか予測はつかない。
みんな助けあって生きていく。

UAEで、10年。
なんでもスーパーに行けば売っている。
というような生活をしていると、人間本来あるべき状態をすっかり忘れ去ってしまっている自分に気がついた。

私たち3人を、受け入れてくれた4つのファームには、ほんとうに 
感謝。

そして、
チケットの手配から、ホテルの予約、
重いバッグ運びから、
ファームでの大変な労働まで、
何一つ愚痴をこぼさず、やりとおした、
Aki’s dadにも、
感謝したい。

ごくろうさまでした。

また挑戦しましょう!!!







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