Saturday, December 30, 2017

Dream for the new year






いち、富士、
に、鷹、
さん、なすび。

が、初夢にでてきたらいいことあるらしいので、
今年は、ナスでしめくくり。
といっても、これは、ずいぶん昔に描いたのをひっぱりだしてきたもの。





昨日は、

            ホテルの部屋からの、世界で一番高いビルのBurj Khalifa。









大混雑の中、長いこと列にならばされ、
やっとのおもいで、
124階に到着。
ここは、上る時間によって、
値段が違います。
朝日を拝みたい人、
夕日を楽しみたい人の値段は、お昼時の値段の5割まし。
冬休みということもあってか、
相当な数のお客さんで、
オンラインで、
チケットを買っていたのに、
結局、かなり並び、124階についたときには、
結構疲れてました。
姉は、そこで、記念に、お土産を買いましたが、
明日から、UAEで消費税が課税され始める前日の
記念すべき買い物になり、
本人は大興奮。

ビルをでてから、
ドバイモールのレストランで食事の予定だったけれど、
すごいひとでで、どこも、待ち時間がでており、
断念。日本のパン屋さん、山の手で、トトロパンとかかって、
外でビルを眺めながら、ランチ終了。
今夜は、このビルを中心に、ドバイ名物、カウントダウンの大花火大会となり、
ここは、人で埋め尽くされます。

ここは、2004年に、このビルの土台が始まったころは、全くの砂漠で、なにもなかったところ。2010年に完成。
13年前に、ここには、何もなくて、砂だけだったなんてほんとに信じられないことです。
人間の力はすごい。
ほんとに、不可能を可能にかえてしまう。
砂の上にこんなビルをたてるなんて、
いったい誰が、考え、
いったい誰が、それを形にしていったのか。
世の中には、すごいひとがいるものだと、
感動してしまう。
そんな人間の能力を超越したような人たちの知性と感性を微塵ももちあわせていない
自分の無力に築き、ちょいと落ち込んでしまったりするけれど、
自分を頼って来てくれた日本からの家族の笑顔をみていると、
まーいいか、みんなどうにか、こうにか、生きているわけだしと、
ちょっと元気になる。


みんながなんとか、元気にいることを
よしとして、今年を締めくくろう。

来年も元気に絵日記がつづけられますように。


アルアインは、もうすでに、20度です。





Al Ain







昨日、Sharjah Sheraton Beach hotel の、アートのイベントで会った、スリランカ人の、
Yoshita さん。底抜けに明るく手、とても初めて会った人とは思えないと思わせるような
すごいきさくさなひと。
なんだか、日本人みたいななまえですねというと、
面白い話をしてくれた。
彼女の父親の大親友が日本人だった。
その人の名前が、吉田だったという。
どうしても、その大親友の彼の名前をつけたくて、Yoshitaにしたというのだから、
相当大切な友達だったにちがいないと
彼女は笑いながら教えてくれた。

彼女は、自分の名前が日本人の名前からきているということもあり、
日本が大好き。1時期は、日本語の勉強をしていたこともあって、
これは、今の旦那にはいえないけど、
日本人と結婚したいって実は、ずっとおもっていたけど、
残念ながら、パキスタン人になってしまったと
これも、大笑いしながら教えてくれた。

おかしなものでねー、一人息子がロンドンにいるんだけど、
この子がまた、日本が異様に大好きなの。
変でしょう?
とまた笑う。

あなたの国が大好きなのといわれて、
いやな気分になるひとなどいないだろう。
私は、何もしていないのに、
みなさんのおかげで、
いいイメージをもたれていることはうれしいもの。




Friday, December 29, 2017

Al Ain





世界に何十億人といるというのに、
私たちが、死ぬまでに知り合いになれるひとは、
ほんとにかぎられている。
言葉だけの問題だとはおもえない。
ある日のスケッチをみなおしてみた。
お互いに顔を合わせないように
歩く。
無視する技術を競うかのように。





                                         Art 4 you event in Sheraton Beach hotel Sharjah.
             スリランカ人の、よしたさん。





                                               アラビックアート。すばらしい。





 29日というのに、なぜか、皆さん、クリスマステーマで、絵を描いておられて、日本人の私は、クリスマスの後は、ひたすら新年のムードになるので、
まだ、クリスマスツリーが飾られているのをみても、終わってしまったのになーと
ちょっと、不満。

シャージャは、ドバイの隣の州。
まだまだ、こんなに、砂のところがあちこちに見られる。





昨夜は、真夜中に娘と話す。
イギリスの、テイーンの鬱についてどれくらい知っているかという。
心理学に興味を持つ娘は、学ぶのは、本と教師からだけではないという。
自分の周りで、鬱に苦しむ若い子が数えきれないほどいて、
自然と彼女が話を聞くことになるらしい。

最近の若い子は、チャットといって、
スマホでつながる。

ほら、この子きれいでしょ?
家は、裕福だし、勉強はできるし、何の問題もなさそうでしょ?
鬱で、大変なのよ。

ほら、この子ね、お父さんが、アル中で、暴力ふるって、どっからみても、ひどい家庭環境なのに、めちゃ明るくて、鬱には遠いのよね。

こういう説明がつづき、鬱の原因は、家庭環境ではないと、彼女は分析する。

鬱は、先天的なものだと彼女はおもっている。というのは、私が、鬱になったことがあるからだ。あれは、娘が3歳のころ、ここの保育園みたいなものがあって、そこに通わせていた。一人っ子だから、世間には、いろんな人がいることを知ったほうがいいとおもったからだけど、ずっと、子供がいる生活を3年ほどしてきたあと、突然、子供が日中にいなくなったとき、心の中にぽっかり穴が開いたようになって、おかしくなった時期がある。
今、考えてみると、私を必要としている人がいないという恐怖感だったように思う。
自分がこの世に存在している意味がわからなくなったのだ。
ほんの数週間で、この状態から、
脱したので、あれが、鬱だったのかどうかは、よくわからない。
その状態から脱することができたのは、友達だった。
話をしてみると、多くの人が鬱で苦しんでいることがわかった。みんな口にはしないけれど、いろんなものを抱えているんだとわかったとき、
変な連帯感を感じて、それが救いになったのかもしれないが、いまだ、あれはよくわからない。

精神疾患は、口にしにくい。
これは、2017年になっても、さほどかわりはない。
イギリスのテイーンたちも、さまざまな理由で、泣き、体に傷をつける。
しかし、ほとんどが、表には出てこないという。
長袖を着て、体の傷を隠す若者。

スマホがこれだけ、普及して、
情報が休む間もなく、飛び交う時代。
テクノロジーのおかげで世界中の人たちと近くなったと思うのは、ただの錯覚
だと思う。空想の上に500人いるんだと思い込んだりすることは、怖いこと。
逆に、テクノロジーのおかげで、
人と人とのつながりが
薄く浅くなり、それが引き金になっていないかと思う。

ほとんどの学生たちが、友達と話し、
学校のカウンセラーと話、教師という。テクノロジーがこんなに、あふれていても、結局、彼らを救うのは、人間だという事実に少しほっとしたりした。

待て、この中に親がはいってないではないか。
いじめを受けている子供たちは、親に話したがらないのと似ている。
親はどこまで、彼らの、心のなかを知ることができるのだろう。











Wednesday, December 27, 2017

Dubai creek






今年の初めくらいに、描いた自分の絵を見て、もう1度描いてみた。
人の絵を見て、練習することはあっても、自分の絵から描くことは、まずない。
ここは、観光客を乗せたクルーズの船が、あふれているところ。
お茶を飲む男性たちのグループの影が気にいっていた。
こういうシーンをみると、
平和そのもので、世界ではなにもおこってないように
勘違いしてしまう。


いい仕事をしていたら、
いい人生が待っている

田口久人



アルアインは、お昼です。26度。

よい1日を。

Gardeners, at Hazza bin zayed studium.




笑いが絶えないしあわせな家庭を作りたいとおもいます。

結婚式のときに、誰もが使うことば。
あまり、真剣に考えたことがなかったけれど、
笑いと、幸せはセットなのです。
つくづく思います。
笑いがないところに、なかなか幸せはやってこない。
ひまわりが太陽が動く方向に、
頭を向けていくように、
面白い人のまわりには、
人が集まる。
楽しい時間を過ごしたいと思わない人はいないのです。
面白い映画を見たり、本を読んだり、買い物をしたり、人それぞれ
楽しい時間の過ごし方は違う。
私は、やはり、人と会ってガハガハ笑っているとき。
世界で一番、難しい仕事は、コメデイアンだとおもっている。
自分の言葉で、人を笑わせる仕事。
あこがれてしまうなー。

昨日は、娘を笑わせたので5ポイント。
自分で、ポイント制にしている。
励みになる。

しかし、笑かしてなんぼと思っている姉によると、
姉の冗談が通じない人が
家族にいて、つまらないという。
これのおもしろさがわからんかーと
嘆く。


お笑いが大好きなわたしだけれど、絵は、どうも、お笑いとは遠い。
笑ってもらえるような絵を描きたいのだけれど、
なかなかその域に達しない。
どうも、ばかみたいにまじめになってつまらない。
これからは、笑える絵を目指そう。


アルアインは、すでに、25度。
朝は冷えました。
とはいえ、10度は超えています。
では、よい1日を。









Tuesday, December 26, 2017

Without border







https://www.youtube.com/watch?v=IH5E9Lh7090

イスラエルとパレスチナ問題で、イギリスの2枚舌のことを
非常にわかりやすく説明した、YOUTUBEが偶然みつかりました。
これは、ほんとによくできています。
ぜひ、ご覧下さい。

クリスマス終わりました。
日本では、デパートのウインドウが、門松になっていることでしょうが、
ここは、毎年、新年になってもクリスマスツリーがそのままで、
なんだか、締まりがない感じがじつは、
すごくいやなんです。
ピシっと線をひいてほしい!!!

Monday, December 25, 2017

Celebration of UAE







100cm x 150cm

acrylic and watercolor



きょうは、描く時間がありませんでしたので、
まえに、ポストした分で。



ルーブル美術館 アブダビ

ホワイトクリスマス アブダビ

雪ではなく、


                                        シェイクザイードモスク




29日から、4日まで、観光ガイド兼運転手をすることになっている。
きょうは、
練習に行ってきた。
ほんとに、わたしにできるのか。

Saturday, December 23, 2017

6 people




何日か前に、3人っていうのを描いたので、4人というのを描いていたけど、ナスが、6つあったので、4と5をジャンプして、今日は6人を描いてみた。ガッシュの紫がどうなるのか使ってみた。鮮やかすぎた。







わたし:結婚はしなくてもいいかもしれない。でも、もし、結婚するようなことがあったら、一つだけ、大切なものがあるわ。

娘:なに?

わたし;ユーモアのセンスのあるひとにしなさい。

娘:そうね、大丈夫。もう、見つけたから。

わたし:え?




メリークリスマス.

よい1日を。



Friday, December 22, 2017

Saturday morning








大使館から、メールが来た。
旅行するかたは、旅行保険をかけてください。
アラブ諸国は、非常に不安定な状態になっている。



今日付けの西日本新聞より。
英国の2枚の舌は、後世に悪評と禍根を残した。第1次大戦中の秘密外交である。1枚は、戦争に協力すればアラブ人の独立を認めると約束したフセイン マクマホン協定。
信じたアラブは、オスマン帝国と戦った。もう1枚は、ユダヤ資本家の協力を得るため、パレスチナでのユダヤ人国家建設への支持を表明したバルフォア宣言。これによりユダヤ人が続々と移住し、アラブ系のパレスチナ人との対立がふかまった。

第2次大戦後、英国からパレスチナ問題を丸投げされた国連はパレスチナ分割を決議。
米国の意向で、少数派のユダヤ人に約6割、アラブ人に約4割を割り当て、宗教対立の火種となる聖地エルサレムの国際管理とした決議について建国したイスラエルと、認めないアラブの間で中東戦争が起きた。勝利したイスラエルは、エルサレム西側を領有し、のちに、東側も実効支配。土地を追われた多くのパレスチナ人は、難民となり、紛争は今もなお続く。

現代にも、質の悪い2枚舌。トランプ米大統領が、エルサレムはイスラエルの首都と認定した。一方に肩入れしつつ、中東和平の仲介役を務める、とも。当然、パレスチナ人は、猛反発し、中東情勢は、不安定に。

国連総会は、圧倒的多数で、米国の方針撤回を求めた。トランプ氏は、米国に反対する国には経済援助はしない、と見苦しい圧力。
米国第1、支持者第1の大統領には、歴史に学ぶ知恵も謙虚さもないのか。


短いけれど、非常にわかりやすい文章で、今の状況がよくわかるので、ここに記しておこうと思う。
私の周りにも、イスラエルのひともいればパレスチナのひともいる。
宗教を超えて、領土の問題を超えて、仲がよかったりする。

例えば、九州は、隣国のものになりましたみたいなことがおこって、
どんどん、自分たちの国が小さくなっていくことなど、
私たちには、想像はできないのだから。


アルアインは、今、23度まであがりました。
昼は、29度になります。


火曜にいただいていた花が、枯れはじめてやっと、
描き始めるといったのろさ。


では、よい1日を。

Thursday, December 21, 2017

Al Ain






無視の対義語は、尊敬。
ignoreと respectの間で、人間関係はできている。



As Stosny describes it, symptomatic anger covers up the pain of our ''core hurts''.
These key distressful emotions include feeling ignored,unimportant, accused, guilty, untrustworthy, devalued, rejected ,powerless unlovable....or even unfit for human contact.

どこから、怒りは来るのかを、日本語と英語で調べてみた。
文化の違いは、あれど、この無視されることというのが、
怒りの分析で、一番最初に来るのは、共通のようで、
非常に興味深い。


レッスンを受けているエミラテイの女の子は、怒りを感じると物を投げる。
自分がどういうものを描きたいかというのを、
言葉でうまく説明できないがために、それを想像できないわたしに
彼女は怒りをぶつけることになる。
地雷を踏まないように気を付けるなんて技はわたしにはできないので、
なげたものを拾ってくるように言う。
メイドさんたちに囲まれた生活のなかでは、
行儀の悪さを注意するひとはなかなかいないので、
そのまま成長する。
それは、本人にとって、かわいそうなことなのだと、だれも気付いていないようだ。
彼女が怒りをみせたときには、
静かに、理由を聞く。
まだ、9歳。英語は、第2言語とはいえ、
インターナショナルスクールにいっているので
英語がわからないはずはないのだけれど、怒りが思考回路の邪魔をして、
言葉が出てこなくなる傾向にあるのがわかる。

彼女の怒りは、結局わたしが彼女の期待通りに動かないからで、
彼女からすれば、無視されたように感じるのだろう。

先日は、私がいただいていたコーヒーに彼女が投げたものがあたり、豪華な椅子もクッションも、コーヒーにまみれ、メイドさんを呼ばなければならない事態になった。

しかし、ここで、悪いことをしたという反省のことばはない。

自分がしたことを、どう思う?
ときくと、口を閉じる。
きっと、自分のおかした不始末は、すべてメイドさんによって、
ぬぐいさられてなにも、おこらなかったようになるわけで、
そういう生活をしている
彼女に非常に興味をもった。

あなたのしたことで、メイドさんが嫌な思いをし、私もまた、いやな思いをする。
それについてどう思う?
返事はない。
彼女は一体なにを大切なものとして、生きているのだろうとおもうことがある。
それを、だれも教えないというのは、犯罪に近くないのだろうか。

お互いに尊敬の念が必要だと思う。
私は、生徒としてのあなたのことを尊敬したいとおもう。
あなたも、何かを誰かに
教えてもらうときにそのひとに敬意をもてば、
それがお互いの向上につながるのではないかしら。


といってみたけれど、なかなか言葉はでない。
反省はしはじめたような姿勢がみえたので、
レッスンは続行した。

なぜ、私が彼女に興味をもったのか。
それは、私の子供のときに、すごく似ているからだと思う。
私は、言葉で、自分の気持ちを表すのが苦手だった。
筋道を立てて、しゃべるのが苦手だった。
彼女をみると、自分を見ているみたいな気がするからだろうと思う。

怒りの抑え方。
英語では、self-soothingなんてことばがつかわれている。
要は、自分で自分のことをなぐさめるということらしいが
そんなことがだれにも、簡単にできるならば、
犯罪などは、起きないわけで。

ベトナムで、結婚式で、カラオケで歌い終わった男性が、
みんなの賞賛がなかったことに腹をたて、
複数の人に切りつけた。という昨日のニュースは、典型的な怒りの爆発例だ。

ということは、
無視されることの反対の尊敬の念を持つということにエネルギーをつかえば
人に、喜びを与えることができるのだな。なーーーんだ簡単やん。口で言うのは簡単。
それができないから、問題が起こる。

日本のお笑いの第1人者は、怒りを感じないという。
理由を聞いて驚いた。
誰かに、怒りを感じるというのは、
その人より、自分のほうがましだとおもっているからだという、
彼の考えには、ほんとに感動する。
相手よりも、自分がましだと思う気持ちと、怒りはセットだという。
要は彼は、人に一切期待していないということになる。
人は、だれかに期待すると、
それに、答えてくれない相手に失望しそれが怒りとなる。

彼は、お笑い業界でトップに上り詰めた理由は、たんに面白いことをいえるということだけではなく、生まれもっての、心理学者なのだろう。

怒らない。怒らない。
たった1度の人生。
太陽のほうを向いていないと、
もったいない。


今日は、アルアインは、朝10時にして、すでに、23度です。
日本でいえば、4月の桜が散った後くらいの
温度でしょうか。

ではまたあした。
よい1日を。










Wednesday, December 20, 2017

Al Ain









血がでてこない。
人が死なない。
コンピューターグラフィックが使われていない。

この3つの条件を満たす映画を見つけるのは、いま
至難の業。


家族で映画をみようということになった。
映画を最後にみたのは、今年の夏、日本にいるとき映画館で娘とみたアニメだった。


すべて、pcで、ダウンロードしてそれを、
フラッシュドライブにいれ、それをテレビにセットする。

何を見ようという話になった。

家人は、映画が好きで、彼のpcには、たくさんの
映画がダウンロードされている。
しかし、サイエンスフィクション、ホラー、ゾンビ、バイオレンス、エイリアンばかりで、私の、3つの条件をみたすものは、
一つとしてないので、映画をいっしょにみるということがない。

人が死ぬし、血が出るシーンがあるけれど、
家族でみるものがなさそうなので、
私が、妥協して、
20年以上も前の映画、の映画、
Crying Gameをみた。

なつかしかった。
最近の映画のテンポとは、かなりずれているが、
あのころのほうが
人間味あふれているように思う。

生まれたときから、
コンピューターがある人生を送っている娘は、あくびをしながら、
見ていた。娘も私たちに、妥協したらしい。

還暦が近い親と、テイーンが一緒に楽しめるエンターテインメントは、
なかなかないもんだとつくづく感じた夜だった。
これが、時代の流れというものなのだろう。

せっかくの時間を一緒に過ごすのなら、楽しく過ごしたい。
しかし、そんなに楽しいことばかり続かないで、すっかり、
ネガテイブになったりするときもあるが、その状態から、
抜け出す術をひとつみつけた。

Anthory McCarten Tedx
Laghter
をきくこと。
英語はすごくゆっくりで、聞きやすく、
何度聞いても笑える。
こういう、ユーモアのセンスを持った友人が一人はほしいところ。


 アルアインは、朝9時過ぎにして、21度です。
では、よい1日を。
では、また明日。

Tuesday, December 19, 2017

3 people







出会いがあれば、別れが必ずくる。
南アフリカに帰ることになった15歳のアリエルちゃんは、特殊メイクアップartistとして、
働きたいと、アートの世界を目指す。
ちょっと、ぽっちゃりしているがために、
いじめにあったことは、昨日、初めて彼女が口にした。
きっと、思い出したくない過去なのだろうけれど、
それもふくめていろんなことを話てくれた。

だれかの人生に影響を与えるなんてことが
わたしになんかにできるはずがないとおもいつつも、
楽しかったといわれると、うるうるしてしまう。

アリエルちゃんの両親がプレゼントしてくれた花の香りが
あーもう、アリエルちゃんは来ないんだと思わされる。
出会いがあれば、必ず別れがくる。


そして、アリエルちゃんは、南アフリカで、
新しい出会いをするのだろう。



ここでは、菊の花は、ふつうのブーケとして使われる。
仏花として、思い込んでいる私たち日本人には、
最初はショックをうけたけど、
もう、18年もいると、
慣れた。








昨夜は、ナシを描いたので、
きょうは、
柿を描こうとせっかく昨夜買ったというのに、
切ってしまった。
描いてから、食べるんだったのに。




スペインあたりから、来ている。
柿には、kakiと書いてあって、
もう、世界共通語らしい。



今日は、アルアインは、朝、15度。
昼は、25度まであがります。

では、よい1日になりますように。


Al Ain







何を食べるなんて、大切なことではない。
誰と食べるかが大切なこと。


食べきれないほどの、豪華なものが目の前にならんでいて、さーどうぞといわれても、
コンビニで買ったおにぎりを食べたとしても、
さほどの違いはないのではないかとおもったりする。
おいしいねーと、いう相手と、その時間を共有して、いっしょに感動する
ことが大切であって、何を食べるかは、あまり問題ではない。
私たちの体は、食べ物でできている。
それを、毎回感動しながら、食べる相手を持つことが
人生で一番幸せなことなのだと思う。

相手は、異性でもいいし、同性でもいい。
あなたとごはんを食べたら、なんてことないものでも、100倍おいしくなるわ
なんてことを言ってくれるような友達をもつことが、
人生に色を添える。




アルアインは、今朝は、15度。
よい1日を。

Monday, December 18, 2017

Gadeners at Hazza bin zayed stadium









夕ご飯までには、ちょっと、時間がある。
たまたま目に入ったヘアーサロンにはいってみる。
インド人のオーナーが、直々でてきた。
極楽シャンプーをしてもらい、
頭のマッサージをしてもらい、肩なんか触られると、
もう、すっかり、からだがとろんとしてしまう。

ちらと、オーナーの彼女と話しをすると、30年前にここで、
そのビューテイーサロンをオープンしたという。
アルアインの、30年前の写真をネットでさがすもでてこない。
というのは、何もなかったからだとおもう。1987年。
私たちが来た、2,000年ですら、ショッピングセンターがあったわけでもなく、
小さなお店がちらとあっただけだった。
1987年、人もほとんどいないこの町に、ビューテイーサロンをオープンするなんて
勇気があったんですねと、というと、
彼女は笑いながら、ほんとそうよね、と、笑い飛ばす。
あなたのこのビューテイーサロンが、この町で、一番最初だったんじゃない?
というと、いや、5件くらいはあったわよという。
ほー、先見の目があったひとたちが、少なくとも5人はいたわけだ。

今は、スタッフを、5人も抱えていて、ビジネスは良好の様子。
誰かの人生を担っている人の顔ってちょっと違うといつも、思う。


悩んだら、正しいかより、楽しいかで選ぶ。私は、この、田口久人の言葉が大好きだ。

これは、わたしの想像の域だけれど、あのサロンのオーナーも、30年前にそうおもったんではないかな。これがサロンが当たるか外れるか、きっと、わからないままだったと思う。砂漠の中で、サロン。誰が行く?
きれいになっていく
女性たちを作り出していく中で、自分の持っている技術が使えることが
どれほどの、ビジネスになるかなんて、
実は彼女もわからなかったんではないかと想像する。
話をしていると、そんなあったかい人だった。お金は後から、ついてきたのよねーみたいな。
自分が楽しんでいないと、つまらないじゃない?みたいな熱意が見えた。

人の出会いは、大切だ。
結構落ちこんでいたりするときに、
まるで、それがみえているように、
適度な刺激を受ける人に、
偶然に出会う。
私は、幸運だと思う。



Saturday, December 16, 2017

Gardeners at Hazza bin zayed studium


私が住んでいるサッカースタジアムの横にある、アパートには、たくさんの
花や木があって、
ホントにありがたい。
 先日までは、
昨日は、
ワーカーさんたちが、中央分離帯の
緑の世話にきた。
10人ほどが
あちこちにちらばり、
雑草を抜く。
今月から、
新しい
会社のひとたちらしく
オレンジのシャツに
白い帽子が
目を引いた。

2階から働いているひとたちを見下ろして、

ちょこちょこするのは、
気が引けたが、
ここで、
ひるんではいけないと、がんばった。





何度も引っ越しをしたのに、
処分できなかった数冊の本の中の1冊。

ネットでも、沖縄の人が長寿な訳を色々調べることができる。
その中でも、驚くのは、沖縄は、海に囲まれているというのに、
ほとんど、魚を食べないという事実。
なんと、メインに食べるのは、紫のさつまいも。
世界中の科学者が集まり、いったいなぜ、沖縄には、100歳を超えるひとたちが
わんさかいるのかを、研究している。
日本人の寿命は世界一なわけだけれど、
沖縄の高齢者は半端ではない。
なんと、肌はつやつや、90歳というのに、
運動会で、すごいスピードで走る。

バランスの良い、食べ物。
のどかな天候。
地域との交流による孤独感からの解放。
労働。
運動。

Chapter one
 Okinawa --The real shangli-la
At seventy you are but a child, at eighty you are merely a youth, and at ninety if the ancestors invite you into heaven, ask them to wait until you are one hundred... and then you might consider it.

70歳は、まだ子供、80歳でやっと、若者、90歳で、祖先に天国に来いと呼ばれたら、100歳まで待ってといいなさい、、、。
 
100歳まで、生きていたいとは思わないけれど、1度沖縄に行ってみたい。
そこには、人間の本との姿があるような気がする。


Al Ain desert








昨日は、18年ぶりに、Al Ain National Museumにいってきました。
入場料100円なり。
年末に家族が日本から、遊びに来るので、
どこに連れて行ってあげようかと、
色々調べているところ。

この国をここまで、発展させたのは、今の、王さまのお父さんで、そのザイード氏のFamily Treeが壁に飾ってあってびっくり。
18年前に見ているはずだったのに、すっかり忘れていた。
写真を撮り忘れたのが残念ですが、
なんと、彼は、19人の息子さんがいます。
もちろん、長男さんが、今の王さまなわけです。
19人で驚いていたら、ここは、それくらいはふつうよと、
友人が、隣の家の人は、息子が20人いるよといわれて
言葉をなくしました。
全部で、20人くらいのこどもたちがいるというのをきいたことがあるけれど、
息子だけで、20人。
Family Treeには、娘さんは、数えられていませんので、
いったい何人の子どもさんがいらしゃるのかは、
公にはわかりません。
少子化で苦しむ日本からすると、
夢のような話ですが、奥様は、3人とか4人とかですから、
経済力が問題なわけです。
隣に、20人の息子を持つ家は、週末ごとに、120人くらいの親戚があつまり、直径150センチくらいのお鍋に、てんこ盛りのごちそうがたくさん並ぶそうです。
毎週お祭りみたいなものですね。家族の絆は、非常に強いようで、
ここでは、孤独死とかなさそうです。

ちなみにここでは、
老人ホームのことはきいたことがありません。
宗教上、年老いた親をみるのは、どんなことがあっても、子どもたちが
世話をすることになっているそうです。

昨日は、、Al Ain Oasisを歩いていると、
偶然、墓地をみつけました。18年ここにいて、3度目です。
イスラム教では、日本の田舎にあるように、各家庭に墓地はありません。
それに、日本のように、立派な、100年以上ももつような墓石もつくらないようで、
頭と足もとに、セメントのブロックのようなものがあるだけの簡素なものでした。
故意に風化していくようになっているときいたことがあります。


脇道をそれて、墓地に行ったり、道にまよったりで、
結構歩きつかれてしまいました。
この見事な二つの、香水の容器のようなものには、Rose waterがはいっていて、
食事やお茶がおわったときに、
手にその水をうけて、洗います。
バラのほのかなにおいがして、素敵です。

Thursday, December 14, 2017

Al Ain






”おいしいねー、ほんとにこれ、大好き。”
これぞ、人を幸せにする言葉だとつくづくおもった。
あなたのことが好きとか、あなたのことを愛しているというよりも深い。
あなたの作ったこのごはん、ほんとにおいしいー。
なんてほかほかすることばだろうか。

昨日は、友人が子供を二人連れて遊びに来た。
野菜ばかりの、お世辞にも、豪華とか言い難い簡単手巻きランチをつくっていたので、
みんなで食べ始めたのだけど、子ども二人、満面の笑みで、おいしいーの言葉を繰り返し、私を見る。両親がそういうふうなところを、子供に見せておられるのだろうなと思った。子どもは、親を見て育つ。

その7歳の男の子のほうが、
今度は、手巻きの準備をいっしょにしたいという。

7歳で普通そんなことを考えるだろうか。
彼は、食事は空腹を満たすためのものではなくて、
時間を共有するところに意味があるのだということを
まるで、すでにしっているようだった。

私が、7歳のとき、だれかの家にいって、ごちそうになったとき、
今度は、わたしも、お手伝いしますなんて
ことを、言ったことはないし、考えたこともなかったので、
7歳の彼に、そういうことを思わせる
家庭環境ってすごいと思わざるを得ない。



朝8時。
アルアインは、18度です。
では、またあした。


Calander??? 1年間スペルが間違っていたことに今気づいた。
わたしらしい。
2017年のカレンダーの写真をブログにのせているけれど、
ブログをポストした後、ほとんど見返すことがない。
毎日、前に進むだけみたいなことをしているので、
自分のポストがどうなっているのかを、
ポストした後、めったにチェックしないということが問題であることに気がついた。
今朝、1年ぶりに修正しました。


Jebel Hafeet, Al Ain



数時間前に見た夢を覚えていないのに、
54年前に見た夢をまだ覚えているというのは、
よくある話なのだろうかと思うことがある。
詳細は、誤解を招きそうなので、省かなければならないのが残念だが、
あれは、確か幼稚園のときの怖い夢。

実は、一昨日全く知らない、ふたりの高校生くらいの男の子が夢にでてきて、
僕、そろばんやろうとおもうんです!
と、唐突にいうもんで、
え、そろばん?
とおもいつつも、それは、いい考えよね、
私今でも、実はできるよ?
なんてことをのんきに言っていた夢。
どうも、その夢のなかで、わたしは、心理学専攻しているらしいという、
わけのわからん設定で、これも、いったいなにを暗示しているのだろうと、
不思議だった。

人間の頭の中というのは、どういうふうに、
つながっているのだろうかと、ほんとに、真剣に考えることがある。
夢は見るけれど、朝起きるとほとんどの場合思い出せない。
私が、心理学者になって、二人の男の子と向き合って、そろばんの話をしていたという
夢を突然思い出したのは、指から流れる血を見た時、夜のことだった。
カッターナイフで、親指を切ってしまい、
何てこと、明日は、お客さんがくるから、お寿司つくらないといけないのに、
バンドエイドなんてできないわと、思いながら血を見ていた。
久しぶりに血を見て、正直驚いた。
乾燥体質であっちもこっちも、オイルをぬる日々がつづき、
顔のシミの数も、日々増え続け、
視力の低下は、老化ですねと医者に言われたりしているというのに、
なんと、血は昔と同じ。感激するほどの、鮮明な赤だ。
指から流れ出る血を見る機会をというのはめったにない。
感動でしばらく眺めていた。
へーこんなに、きれいな色をしているんだと、
写真に収めたりした。




血とそろばん。
何の関係もないとおもうのだが、
血を見たときに、夢をおもいだした昨夜がすごく不思議だった。

家人用に買った風邪用の、はちみつ入りブランデーを盗み飲みしたせいだろうか。


アルアインは、今午後2時40分。
25度です。

絵日記なので、毎日書いているわけですが、
ネタないわ、どうしようとおもっていると、
なんやら、勝手におこります。
では、また明日。



日本人の友人が日本に帰るとかで、
お土産に絵を買いに来てくれた。
数枚の絵が日本に行くことになった。
いつも絵が手から離れていくとき、
わが子が旅立つような気持ちになる。

Tuesday, December 12, 2017

UAE National day celebration








昨夜は、アルアインのコーラスグループのクリスマスコンサート。
知り合いが、このコンサートを企画しているひとだったので、
でかけた。
不思議なのは、100%が外国人。
もちろん、宗教的なものがあるわけだけれど、
それにしても、集まった、100人ほどのひとたちの
全部が外国人というのも
不思議だなとつくづく思う。
要は、全員出稼ぎチームということになる。
みんな幸せそうに歌を歌っているのを、
わたしは、なぜか、申し訳ないけれど、真剣には聞いていなかったような気がする。
ついつい、この人は、この町に何を求めてきたのだろうと
おもってしまうからだ。
母国にいるよりも、ましな生活水準がほしい、品質の高い生活、安定した収入、品質の高い教育を子供に受けさせたい、安全、気候、政治的なトラブルからの回避などなど、理由はいろいろあるだろうが、要は、母国にいるよりもいいからここにいるわけだ。
80%が外国人という国は、たぶんここだけではないかと思う。
ここでも、1月からついに、消費税が導入される。
この国を離れていく人が増えることが
予想される。





ヨガセンターの別嬪Mちゃんは、ロシアから。
家族を離れて外国で一人働く。
みんないろんなものを
切り離して、
たくましく生きて行くのだ。

Al Ain


ここUAE 名物,デイツの木は、常緑樹なので、紅葉しませんが、
あまりにも、1年中緑でちょっと、変化を、、、ということで、勝手に紅葉させてしまいました。


ところで、昨日は、ビッグニュースが飛び込んできました。
なんと、水彩の王者, Alvaro Castagnet さんがドバイに来年来ます。
もう、大興奮です。
彼の、あのLadies and gentlemenの連発を、目の前で見れるなんて。


ウルグアイ出身の彼のYoutubeは、おもしろい。
ラテン系ののりで、
今にも、踊りだしそうな勢いで描く。
ドバイにこないかなーとずっとおもっていたので、
もう、ほんとにしあわせ。
2日間にわたる、workshopは、もちろん、立派な金額。
彼の絵もすてきだけれど、あの明るさがいい。
2月が、楽しみになりました。

Sunday, December 10, 2017

Al Ain vegetable market









昨日、宮部さんの本の件で書いた。
誤解を招くようなことを書いたつもりはなかった。
本は、非常によくできている。
ただ、私に、受け入れる器がないというだけのこと。
最近、日本で9人もの若者を手にかけた男性が逮捕されて、ニュースの詳細を読んでいるとき、胃がおかしくなったときと、よく似ていた。
あまりにも、タイミングが悪すぎた。

どちらかといえば、のうてんきに楽しい話のほうがいい。
本の影響か、人生って、1度きりなのよねーなんておもいながら、
ホウレンソウの市場の絵を描いてみた。
小さなことに、ちまちまこだわって心を痛めても、
そんなこと気にしたって、どうしようもないさと、
楽観的になっても人生は、1度。
どうせなら、楽しく生きたいものだ。

朝、9時。
19度です。
今日も、また、布団干します。
布団をほして、
太陽にいだかれて眠るような感触を
楽しむのは、どうも、日本人だけのようです。
布団を干そうが、干すまいが
家人は、たいした違いはわからないと
言い放ちました。
価値観の違いは、決して、交わることがないとはわかっていても、
これだけは、感動してほしい部分。
そういえば、イギリスで、布団を干している人をみたことがない。
これは、景観をけがすという欧米の文化が根底にあるのだろうとおもったりしたけれど、
真相は今の所、不明。


Al Ain










515ページまで、読んだところで、やめてしまった。
胃のなかのものが、逆流しそうになる。
まだ、上巻で、下巻もあるというのに、
もう、このページから読めなくなった。
若いころに比べると、かなり、楽観的になったと自負しているのだが、
この本はだめだった。
本の域を超えているとさえ思う。
最近、どんなことがあっても、
結構、タフにのりきっていたのだけれど、
心がぽっきり折れそうなくらいにつらくなる本というのはいままでになかった。
このまま読み続けるエネルギーは湧いてこない。
鬱になりそうなので、
途中でやめた。今は、人が殺されたりするシーンが延々と続くところを、
面白いと感じる精神力がない。
せっかく借りた本なのだけれど、読み終えないまま、返すことになる。

今日は、母の誕生日。
最近は、テクノロジーのおかげで、voice messageを送ることができる。
眼が疲れるので、できれば、タイプしたくないとおもっているわたしには、
このvoice messageほど、便利なものはない。