Tuesday, February 14, 2017

自分のものは、自分で。






今日は、9才の男の子のプライベートレッスンの日。
カッターナイフでの、鉛筆削りができるようになったお祝いと、
バレンタインデーをかねて、
小さな、小さなチョコレートをあげた。
すごく、すごく喜んだ。
バレンタインデーは、知らなかったけど、
母の日なんだと言う。
UAEの母の日が今日というのは、知らなかった。
じゃーそのチョコ、おかあさんにあげたら?
というと、いや、自分で食べるという。

日本にはお絵かきセットのバッグというのがあって、
習字のセットのように、ひとつのバッグのなかにすべておさまっているのがあるので
それを買えばいいのだけど、ここには、ないので、私が、バッグから、筆から、
絵の具に鉛筆、カッターナイフにパレットまで、そろえなければならない。
ここでは、なかなかいい絵の材料がないので大変な思いをする。

レッスンのあと、最近やっと、筆を、流水で洗って、きれいに拭き、
バッグに収めることというのをできるようになった。

ここでは、メイドさんを雇っている家が多い。
洗いものとかはすべて、メイドさんがやる。

しかし、教えればちゃんと、できるようになるし、
バッグにすべてがおさまったとき、うれしそう。
絵を描くことだけではなく、準備をすること、後片付けをすることすべてが
絵を描くことにつながっているんだということを
教えることができるのは、わたしが
日本人だからだとおもう。
習字のときに、墨をすることから、すべては始まっているのだと習った。
それに、似ている。
ここ UAEでは、学校に掃除の人が雇われている。
日本では、考えられない。
だから、ここでは子供たちは掃除というものを学校でしない。
家には、メイドさんがいるから、さらにしない。


サウジアラビアのおえらいさんが日本にいったとき、
日本の子どもたちの掃除をする姿をみて、
サウジの学校にもとりいれたときいたことがある。
うれしいかぎり。

うちの娘も、小さいときに、日本の学校にほんのすこし、
お世話になったことがある。
なにが一番たのしかった?ってきくと、
そうじって、答えたことがある。
友達と共有する時間のなかで、少しずつ
なにかが片付いてきれいになっていく瞬間瞬間が、
責任感に結びついていくからときいたことがある。
自分の体の汚れを、自分で、取り除くように、
教室の汚れも自分たちの責任として取り除く。
的を得ているとおもう。



Anise loves green food.


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