Tuesday, March 27, 2018

Parallel




昔、昔描いた絵をめったに見ることはない。
倉庫のなかなから、
今日はすべてを引っ張りだしたら、
こんな鶏夫婦の絵がでてきた。

これは、シリーズものになっていて3枚セットだった。

奥さんがちゃんとついてきているかどうかを、
みながら、道路をわたるあの光景を、今でもおぼえている。
ちゃんと、虫がいそうなところを見つけて、奥さんを呼ぶ。
あー、なんて、男らしい!!!
妻を守る男の姿は、りりしかった。

この絵は、細かいことを言えばただしくない。
なんと、夫の影がない!





昨夜は、このアパートに住む英語の先生をしている友人と、
アパートの、周りを歩きながら、話をした。
女同士があつまれば、自然と家族の話になる。

女性が男性に求めているものは、いったい何だと思う?
経済力?
ホウヨウリョク?(カタカナで、描くと、薬みたいなかんじになる)
体力?(笑)
などと、なんとか力というものを、
求めていることに気がつく。
女性は、男にたくましくあってほしいとおもっているらしい。

ジャー、男性は、女性に何を求めているとおもう?
ここで、わたしは、つまってしまった。
いったい、あの不思議な生き物たちは、
女性に何を求めているのだろうか。

一つだけいえることは、
男性と女性は、永遠に、理解しあえる生き物ではないということ。
永遠に平行線のままなのだよ。
などと、この1枚の古い絵から、
思ったりした。

自分たちの間がうまくいっているように、
周りに見せかけることに疲れてしまったと彼女はいう。

私は、疲れているんだと、叫びたくなるという。
朝、7時に出勤して、疲労困憊でかえってきてから、
夕ご飯をつくる。

片方は、1日テレビをみている。
これで、叫びたくならないほうがおかしい。

彼女は、旦那さんに、経済力だの、ホウヨウリョクだの、体力などといった
たいそうなものを、今、もとめているわけではないのだとおもった。

彼女は、共感を求めているのだとおもう。
いかに、1日の仕事がたいへんだったかを、
聴いてくれるひとが必要。
旦那さんが、定年になった以上、彼女が稼ぎ頭になった。
戦場で戦ってきた女性には、話を聴いてくれるひとがいる。
女性は、問題を解決してほしいと、男性にもとめてはいない。
話をきいてくれるだけでいいのだが、
男性は、すぐに解決ボタンがオンになる。

話を聴いてもらっただけで、
女性は、問題は解決したみたいに感じてしまうという
不思議な生き物なのだ。
しかし、それが男性にはどうしても、理解できない。

女性:違う、私は、あなたに、解決してほしいと頼んでいるわけではなく、
ふんふん生きて行くのは大変だよねーと、
聴いてくれるだけでいいのよ。

男性:解決策がいらないんだったら、
話すなよ。時間の無駄ちがう?

とかなる。
ここで、男と女は、永遠に平行線となる。

女同士では、3時間もよどみなく話ができるのに、
夫婦の間では、3分ももたなかったりする。
解決してなんぼと思っている男と、
解決してほしいわけではないけど、ただ話をしたい女。

彼女がわたしにきいた。
どうしたらいいと思う?

私の一言。

解決策は、ない。
大笑いで、夜、8時。解散となった。













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