Saturday, July 1, 2017

From Al Ain





もらった、Light red 21mlの絵の具がぜんぜんなくならなくて、無理やり使ってみた。
ほんとに、無理やり感が、ただよっている。

今日は、早朝に、いかなければならないところがあった。
私のビデオをとってくれるというひとと、待ち合わせ。
来てますか?って、電話があったとき、私は寝ていた。
時計を見ると、5時半。
打ち合わせでは、5時集合ってことになってたんですが。
えー、そうなんですか?
ジャー何時に来ようとおもっていたんですか?
そーいわれれば、時間確かめてなかった。
あわてふためいた。
あちーやってしまった。
撮影は、月曜に延期。








10年ほど前に、肉がどうして、供給されるのか、
娘は、学ばねばならんと、フィンランドの、豚農家に
2週間ほど、滞在したことがある。
40匹ほどの、豚がいて、
豚小屋の世話をするのが、毎朝の日課。
今、考えると、よくあんなことやったな、まだ、体力あったんだーと思う。
定形外で、スーパーマーケットで売れないピーマンとかが、
毎朝、運ばれてくる。
赤いピーマンを食べた豚の排泄物は赤いし、
緑のピーマンだったら、緑。
机の上ではなく、本当の科学が毎日目の前にあった。
においがすごかったけれど、
人間おかしなもので、
すぐ慣れてしまった。

いつか、猫の死臭のすごさを書いたことがあるけれど、
それに比べたら、豚小屋なんて、ほんの前菜にすぎない。
娘は、家にいるときは、ちょっとでも、なにか汚なかったり、いやな匂いがすると、
ヤック!!!を、連発して、汚いと文句をいっていたけど、
なぜか、豚の排泄物掃除では、鼻歌なんて歌っていたので、
娘の汚いという、基準がよくわからなくなった。

豚と牛を見るたびにこの世に神様はいないと思う。
あんな巨漢になるのに、
ハイヒールのようなつま先。
神様は、豚と牛の足を作り間違えたのではないかと思う。

豚小屋の床は、コンクリート。
排泄物で、ぬれたコンクリートの床。
つるつるすべって、いかにも、歩きにくそうで、みていて
こっちのほうがどきどきした。
怪我をしたら、最後、殺傷処分となる。
飼い主としても、リスクが大きい。
大きくなるまで待って、売れば儲けになるけど、
子どのときでは、儲けにならない。
じゃー、なぜ、神様は、人間みたいに安定感のある平らな足を与えなかったのか。

生き物も、植物も、長く子孫を残すために、環境に順応するような、
形に自然となってきた。
種に羽ついている植物がある。
遠くへ飛んでいって、子孫をのこすためだ。
なのに、
なぜ、豚はハイヒール?
ネットで調べたけど、わからなかった。
豚足はうまい!
とかいう情報だけだった。

私は、想像する。
人間が、ウエイトトレーニングをすると、筋肉をつくることができるように、
豚は、あの不安定なハイヒールのような足で、歩くことによるストレスが
引き締まった、おいしい肉を作り上げることに貢献しているのだろう。

神様は、時として、残酷なものなのだ。


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