先日、写真を入れたつもりが入ってなかったので、もう1度。
オラウータンと心をかよわす少年。
オラウータンは、非常に人間に近く、ソックスの洗濯はするし、なんと、のこぎりで木も切る。
この涙なくしては、読めない本での感動に浸っている、次の日、
偶然にも、ダーウインの進化論の映画のDVDを貸してくれたひとがいて、またまた、オラウータンで泣かされました。
ここまで、くると、
オラウータンを描かねばなるまいと、
写真を探して、描き始めるけど、やはり、実物をみてないので、
うそ臭い。
やはり、実物を見て描きたい、
その前に人間で練習。
週末の金曜日は、こどもの誕生日パーテイ。
ドバイモールの中にある、KidZaniaで、パーテイ。
ここは、こどもたちが、いろいろな仕事に挑戦できるところ。
消防士から、銀行員から、歯医者、ガソリンスタンド、ジュース屋さんに、病院に、警察、
車の免許を取るところから、ミルクの工場、ジャーナリストに、、、1日遊べると言うので、子供を置いて私は、ジュメイラビーチにスケッチに行く。
いい風が吹いて、
そんなに熱さは感じない。
ビキニのおねえさんたちであふれているため、カメラは禁止。
カメラどころが、おおきなビニルの袋をさげたおにいさんは、そんなものもって、ビーチにいくなと、ライフガードに注意をうける。
そんなー、俺の着替えがはいってるんだぜ。
そんなことわたしのしったことではありませぬ。
のような会話が、かわされたあと、お兄ちゃんは、友達とはなればなれでどこかに消えた。
特に、若い男性の集団には、セキュウリテイーはきびしい。
カメラが使えないとなると、生で、とにかく、スケッチをするしかないので、
挑戦するが、みんな1秒たりとて、おなじポーズではたっていてはくれないので、
頭から、肩をかいたあたりで、もうありのようなサイズになって彼らは、水のなかに消えていく。
だから、完成品がまったくない。
かなり、むずかしい。
未完成。
写真から描いてみたぶん。実は、
サルなんてかいたことがない。
オラウータンはサル系ではなく、apes ですが。
で、昨日は、オラウータンの写生にAl Ain Zooへ。
まず、入場料15dhs。日本円で500円くらい。10年まえ、1か2dhsだった。
地図をくれるが、オラウータンがどこだか書いてないので、どこ
と、赤いシャツを着たスタッフに尋ねる。
あっち、cat houseのとこだよ。
え?オラウータンは、ネコ科じゃなくて、apesだよ。
と言ってみるけど、やはり、そっちだという。
とちゅう、新しいゲスト用案内係のようなものがあって、また万が一のためにきいてみる。
と言うのは、午後2時。
カメラに弁当に水にスケッチブックにキャンプ用のいすを下げて、ライオンのあたりまで、歩くのは、きついのがわかっていたから。
間違ってました、あっちですよでは、すまない。しかし、
彼も、ライオンのとこだという。
でも、オラウータンは、ネコ科じゃないよ念を押すけど、
やはり、彼も、あっちという。
ライオンから、タイガーから、ずっとネコ系がつづく、
チンパンジーがなぜか、ライオンの途中にいるがオラウータンはいないので、
途中英語をマザータンとする、女性にわたしのオラウータンの発音がおかしいので、
スタッフが分からなかったかもしれないので、発音を教えてと頼む。
よく考えると、マレー語からきているので、彼女に尋ねてもしょうがなかったかもしれないけど、
彼女もよくわからないという。
案内係にもどる。
もう暑くてふらふら。
いないよ、どこなの?
チンパンジーのむこうさ。
いなかったよ。
いるよ。
もう1回もどる。
シャツははりつき、
頭はくらくら。
こうなったら、オラウータンを見ないで、帰るなんて女がすたる。
意地でもみてやる!
と、チンパンジーを通過。
いない。
で、セキュウリテイーがいたので、どこときくと、次の建物だという。
2時半。
コンクリートからの照り返しで、ほとんど、バーべキュウーのようになりながら、歩く。
やったー、きたぞ。
ワニ。
次もワニ。
違うセキュウリテイーのおにいちゃん。
オラウータンどこですか?
あっちだよ。
いってみる。
またワニ。
ちょっとおにいさん。
ワニじゃなくて、オラウータンみたいのよ。
あー、つぎだよ。
次に行く。
また、違うワニ。
おにいさんを呼ぶ。
あのね、クロコダイルじゃなくて、オラウータンなの?
それ、動物なの?
わたし。?????
もうショックで、声もでない。
オラウータンを、この動物園のスタッフは、知らないのか。そんなオラウータンに失礼なことがあるだろうかしら。
ピクニックのいすがかなり、重く感じられる。
アー暑い。
もう、こうなったら、5年ほど前に来たときにいたオリまで歩くしかない。
メインゲートを通過。
もう誰もあてにできない。
案の定、昔のおりは、布で覆われていて、何も中にはいない様子。
ここから、どっちへあるくべきか。
ふつうのサルのスケッチでがまんするか。
いや、いかん、それは、オラウータンに失礼だろうし、
Michael Morpurgoと Charles Darwinに忠誠を尽くし、スケッチをするときめ、こどもに算数を教える時間を割いてまでここにひとりで、やってきたわたしの決心をそう簡単に変えるわけにはいかん。
途方にくれているとき、
またまた、グレーのシャツをきたスタッフを発見。
かれは、Apes Houseのとこだよという。
そこは、ほら、閉鎖になってるわよ。
その向こうだよ。
信じたわたし。
私は、甘すぎた。
歩く。
もうへろへろ。
かってオらウータンがいた広場は、茶色の布でおおわれていて、
やはり、オラウータンがいる気配はない。
入り口らしきところにたどりついたとき、なかから、とつぜんおじさんがでてきた。
オラウータンはどこですか?
いないよ。
は?いなって?
もう、この動物園にはいないのさ。
は?
エジプトにいったんだよ。
エジプト?
もう、疲れは頂点。
普通は、買ったこともない、コーラを3dhsで買う。
サルのオリの前のベンチを陣取り、コーラで休憩。
よく考えると、1時間以上、炎天下を歩いたことになる。
オラウータンがいない動物園なんて。
ショックから、立ち直るきっかけはねこ。
なんと、サルのオリの外側をネコが行く。
動物園にネコがいて悪いわけはない。
思わず、追跡。
ぐっと、元気になる。