Wednesday, March 21, 2018

A fateful encouter








昨夜で、IELTSのコースは終了した。
久しぶりに学生にもどれたことは、ほんとにいい
機会だった。
先生とは、先に生まれると書くというけど、
私のほうが、先に生まれているので、それは、なりたたないなと
おもいながら、彼の最後のレクチャーを聴いていた。
素敵な先生だった。
最後に、先生の評価を書く紙がまわってきた。
He is the best teacher in my life, and I respect him very much.

なんて言葉をうわっつらではなく、
付け加えた。
彼は、教師であると同時に、
非常に勤勉で、魅力的な人柄だった。

大學の教師であるにもかかわらず、経済的に大変なことやら、
奥様が精神的に追い詰められていそうなこととか、
兄弟げんかがひどくて、母親が精神をわずらってしまったこととか、
父親の存在とか。いろんな自分の人生をおりこみながら、
授業は進んでいった。

魅力的な人ってどんな人だろうとしみじみかんがえさせられた。
きっと、共感を呼ぶ人なのだろうと思う。
この人といると楽しいと思わせるひと。
当たり前のことだけれど、これが忘れがちになって、
人間すぐに自慢屋さんになってしまうところがある。

わたしは、これができる。
わたしは、あれができる。という。

彼は、知識をひけらかすこともなく、
人生は、大変なんだってことを、
ちょっとずとおりこみながら、
学ぶ側までおりてきた。
そうよね、そうよね、とうなづく話が盛りだくさんだった。

授業の2時間前には、教室にスタンバイ。
時間に正確な日本人も顔負け。南アフリカからきたひとだった。

As you sow, so shall you reap.

種をまけば、刈り取れる。
そのまま、訳せばそうだけど、
愛は愛を呼ぶ。
尊敬されたければ、自分がまず、人を尊敬しないと、
人からの尊敬は得られない。

種をまかなければ、収穫はこない。

まいた種は、刈り取らねばならない。因果応報、自業自得。という意味もあるけれど、今回は、前向きな意味。

この言葉を最後に、彼の授業は終わった。


人に何かを教えるということは、技術や知識だけでなく、
経験にもとづいた、生きざまをみせることなのだとしみじみした。

いい出会いに感謝。

よい1日を。








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