ここにいるとないものが日本にはある。
日本には、ないものがここにはある。
あたりまえだけれど。
ここで、信号待ちをするたびに、
感じることがある。
なんと、ここの信号はしゃべらない。笑
日本の信号はしゃべる。
ピヨピヨと、鳥の鳴き声がしているときに、
信号は、緑。
何秒待ってくださいと、
カウントダウンの表示がはいるところもある。
日本に帰ると、とにかく、音にあふれているとおもったものだった。
ここには、音というものがない。
スーパーにいっても、
割引商品のアナウンスはなく、
お客さんがカートを押す音くらいしかない。
いらっしゃいませーの声もいっさいないので、
日本人が買い物にここにくると、
拍子抜けするかもしれない。
ドアが開きますと、
ドアがしゃべり、
現金引き出し機をつかえば、
お金を忘れないで持っていくのよと教えてくれる。
電車をまっていれば、白線まで下がれとのアナウンスがあり、
電車にのれば次は何駅で、乗り換えですとおしえてくれる。
こういうサービスは、欧米にもない。
駅は、自分でちゃんと調べておいて、
降りる所を確かめておかないとひどい目にあう。
とにかく、日本は、どこへいっても、
音であふれかえっていて、
若いころは、わずらわしいなーとおもったものだった。
先日、郵便局まで歩くときに、うちのアパートまえで、ひとつだけ、
信号をわたらなければならないとき、
突然、あの、ピヨピヨの音をおもいだしたのだ。
あーここで、日本だったら、
ピヨピヨなって、
人間様、渡れますですサインがでるのに。
私が、毎日聞いている音を
思い出してみた。
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