Thursday, February 9, 2017

空っぽの洋服ダンス







昨夜、イギリスのBoarding schoolにいる娘と、すかいぷ。
その寄宿舎は、二人部屋。
仲良しのKちゃんと、1月からルームメイトになり、
うれしそうだった。
しかし、そのKちゃんは、
3日前に、マリファナで、15日の謹慎処分になったという。
16歳で、なんで?
と思うが、最近は、そんなもの普通だという。
どこの国でも、若い子の飲酒、喫煙では、ドラッグでは頭を痛めている。

3日前の夜に、うちの子もKちゃんも寝ているときに、
もと警察官だったという学校の女性職員がやってきて、
Kちゃんはたたきおこされた。
うちの子は、部屋をでているようにいわれたので、
食堂で待つこと30分。
Kちゃんは錯乱状態で、手がつけられなくなった。
想像するに、
映画のワンシーンのようではないか・
うちの子が部屋にもどったら、
Kちゃんの洋服ダンスは空っぽ。
ベッドのまわりのものをすべて、
持ってでていったと、
すかいぷでみせてくれた。
前に見せてくれた壁のポスターもなにもない。

うちの子は、かなり動揺していた。
昨年の9月にそこの学校に行き始めてから、Kちゃんとはすぐに仲良しになって、もうひとりのLちゃんと3人で、3姉妹とよばれるほどに仲がよかったらしい。

kちゃんには、こんなことでつまづいてほしくない。
16日目には、必ずかえってきてほしいと言った後、
ばれてしまったのは、自業自得よ、自分で種をまいたんだからともいうが、
声は、悲しそうである。
16歳で心理学を学ぶ、うちの子には、目の前に題材がごろごろしているようで、
いいような、よくないような、親としても、複雑な心境。

ここUAEで、16年間の温室育ちのうちの子には、
あまりにもショッキングな日々がつづいているではないか。
オックスフオードまでいけば、いくらだって、売人がいるというので、
驚いてしまう。生徒が買ってきて、それを売るというのもあるらしいので、
ほんとに、簡単に、人生をだめにする機会が不幸にも、満ち溢れているよう。

問題は、自分の子がそういうことを親にうちあけたときどう対応するかだとおもった。
わたしは、Kちゃんは、もう学校には帰ってこないようにおもう。
新しい学校で、出直したほうがいいかもね。捕まってよかったんじゃない?やり直すチャンスがあるよ、まだ。といったあと、はたと、おもった。
今の学校にKちゃんがもどらないということは、逃げ出すことになる。
新しい学校に行ったとしても、結局、同じことを繰り返すだろう。それなら、
学校中に知れ渡ってしまったから、大変だろうけど、
そこで、最後まで、のりきるほうがいいのではないか。
いや、言うのは、簡単だろう.
あなただけは、そんなものに手を出したりしないで、一生懸命勉強するのよ!
なんて馬鹿ことを言わなかっただけでも、
私なりには、成長しているように、感じたけれど。
Anise loves green food.

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