Sunday, February 26, 2017

ヨガ




ヨガなんて、大嫌いだった。何なの、蛇みたいにペロンペロンしてとおもっていた。
どんなことがあっても、ヨガだけはしないと思っていた。

もし、私の友人が、インドまでいって、
ヨガのインストラクターの免許をとり、
ヨガ教室をしなかったら,たぶん、ヨガをすることはなかった。

最初は、その友人への義理みたいなのではじめたからだ。
ところが、毎週1回しているうちに、
体がすこしずつ、
やわらかくなっていくことに気がついた。
その先生は、ハンガリーに家を買ったので、1年前にここを去っていったが、
彼女の生徒のひとりの、Tさんは、毎朝ヨガをかかせないほどのヨガ好きで、
わたしのアパートにいつも金曜にくる。
なんと、ヨガをやり始めて、2年。
左ひざが悪くて、何年も
正座ができなかったのに、ここ最近できるようになった。
ひざが悪いと思っていたら、なんと私は、太ももに原因があったらしい。
ふともものストレッチをすると、
難なく正座ができるようになった。
これほどの、感動はない。
昨年田舎に帰ったときに、何十年ぶりかで、訪れた親戚の家で、
正座ができなくて、
ソファーにすわなければならず、その家の人は、床にすわっていたので、
私が、その人たちを見おろすかたちとなった。
あれほど、はずかしいことはなかった。
福岡のとある神社に参拝したときの、
最初の願いは、正座ができるようになりますように。だった。
願いはかなった。


死ぬまで、なおらないよ。
手術をするまではねと、医者は
冷たく言いはなったのだから、
人間の体は、まだまだ未知の世界なのだとおもう。

何かをずっと続けるこつは、
目的を持たないことだそうだ。

たとえば、オリンピックの柔道で、
金メダルを取りたいと思ったときに、
もう、それは、柔道ではないのだそうな。

続けること。
なんでもいい、
気にいったなにかを
続けること。そして、
目的をもたないこと。


わたしのヨガが続いているのは、
目的がないからだろうと思う。
目的があると、それを、成就できないとなると、
すっかり、やる気をなくす。
しかし、最初から、こうなろうという目的がないと、
つづけらるもの。
しかし、これには、自分を取り巻く環境が大きい。
ひとりでもくもくとというのは、
結構おちこむ。

でも、最近は、一人でも本読みながらやれるようになった。
ここに来るまで2年半はかかった。
何でも、続けていく中で、何かが見えてくると思っている。

そして、続けることも才能のうちのおもうことが大切。
毎日絵を描いているけど、
才能があるとは思わない。

ただ、でき不出来にかかわらず、
毎日描くという才能はあると自負している。
毎日描いているけど、上達していない!とか
否定的に、ならないことだなと思っている。

No comments:

Post a Comment