どれくらい描けるものか、日本の写真から描いてみた。
後、ドバイの画材屋さんと、ドバイモールの紀伊国屋にもいかなくてはならない。
自分で運転するには、ちょっと大変そうなので、
運転手さんを雇う。
なにがすばらしいって、自分で運転しなくても、
目的地につくほど、
幸せなことはない。
お金はかかるけど、
彼の生活も考えてあげたい。
必死で、お金をパキスタンに送っている。
こんな貧しいわたしが、運転手さんを雇うなんてことが許されていいはずはないのだけど、少しでも、彼の役に立てればと思うし、ドバイでの運転は、私には、むいていないという理由もある。わたしが、すごい大金持ちになったあかつきには、もっと、払って上げられるのにともおもう。
ドバイモールの用事が終わった5時。
駐車場で待ち合わせをする。
夕方のドバイモールは、1日のうちで、一番込む時間。駐車するところをみつけるのに大変だったといい、まちあわせの階から、2つフロアーを上にのぼった。
p3なんだという。parking 3のことで、駐車場のあらゆる柱に書いてある。
ところが、彼は、アルファベットを覚えていなかった。
p3の下にFとかJ とか、書いてあって、
あまりにも、巨大な駐車場なので、そのアルファベットを覚えていないと、
自分の車がどこにあるのか、わからなくて、
探すのに、かなりの時間とエネルギーがいる。
自分の車を探して歩く運転手さん、みあいすらむさんの後ろを、
ついて歩く。彼の後姿に、
申し訳なさそうな空気が漂っている。
ドライバーとして、自分の車がどこにあるのかわからなくなるほど、
情けないものはないのだろうとおもう。
私は、幸運にも、本をもっていたので、
エレベーターホールにもどり、
彼が彼の車をさがしだすまで、待つことにした。
ほんの、7,8分ほどで彼は、もどってきた。
自分の車があったーと、はずかしそうに静かに喜んでいる。
私のように、取り乱したりはしない。
なぜか、理想の父親像を彼の中には見てしまう。
パキスタンからの出稼ぎの彼の人生を私なんかが、
簡単に、
理解できるはずはないのだろうといつも思う。
Anise loves green food.
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