花なんて!!! などと思っていて、ずっと描いたことがなかったのに、 描き始めたのは、やはり、 気持ちのなかに なにかがあるのだろうなと、 感じている。 |
これが、うちのベランダからの眺め。
この道が川だったら、どれだけ素敵だろうと、いつも、思う。
最近すっかり、すずしくなってきて、
家のエアコンはさすがにいらなくなり、
ベランダで朝ご飯ができるようになった。
砂漠での、18年目。
今までは、感じないように実はしてきたのだけど、
夏に帰った時、川のある町を訪れた時、ショックをうけた。
そういう環境に身を置けば、すぐに慣れてしまって、
何の感動もなくなるのだろうが、
こんな川のない街に住んでいるところからいくと、川のある町って、
あんなに素敵なんだと思わされた。
スケッチをしているとき、
朝夕に、散歩をするという、おばあさんと話をすると、
でも、この橋を毎日わたって、40年だから、
何も感動なんてないわね。
といっていたが、まーそんなもんだろう。
人にやさしくされていることに慣れてしまって、
そうでない人に会ったときに、
驚くようなものだ。
目の前にいつもあるものには、感謝しなくなる。
なくなった時には、初めて気づく。
ということは、私の目の前にあるこの道路にも、
あるだけで、ありがたいとおもわなければならないのだろう。
どこかにいって、川を見たときの感動をさらに大きなものにするための、
試練の期間が、18年目に入ったとおもえばいい。
(それにしても、長いわな)
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